投稿者 魔界の仮面弁士  (社会人) 投稿日時 2009/11/2 22:51:43
> mscomm32.ocxは、無料配布して、いいのでしょうか?
はい。実行環境への配布は無償で行えます。ただし、以下の点に注意してください。

・Visual Basic 6.0/Visual Studio 6.0 およびそれらの Service Pack に付属している
 バージョンの MSCOMM32.OCX であれば再頒布可能。他の製品に付属している同名ファイルは原則不可。
・ただし、VB6 付属版であったとしても、mscomm32.ocx のみを単体で配布する事は許可されない。
 mscomm32.ocx を利用して開発した VB6 製アプリと共に配布するのであれば OK。
・作成したアプリには、適切な著作権表示を示す必要がある。
・インストーラを用いて配布する事も出来るが、条件を満たせば、OCX 単体を microsoft.com から
 Web インストールさせるようにする事も可能(MSComm32.cab)。今回は使わないと思いますが。
・なお、Service Pack 6 対応のアプリの場合、ディストリビューション ウィザードではなく、
 Visual Studio Installer 1.1 を使って配布する事が望ましいとされる。
・インストーラを使って配布することが強く推奨されるが、ランタイムを手動配置することも一応可能。
 手動配置したい場合、DLL のバージョン不整合が起きぬよう、必要な依存ファイル(CamCat.dll 等)の
 適合するバージョンを適切に配布し、かつ、レジストリへの登録も自身で行わねばならない。

なお、他の OCX / DLL についても、「再頒布が可能な物」「再頒布出来ない物」
「再頒布はできるが利用範囲に制限があるもの」などがありますので注意してください。

これら再頒布権の詳細について、VB6 CD-ROM 内に付属の使用許諾契約(EULA.TXT)および、
再頒布可能コードの一覧(REDIST.TXT)を“必ず”参照してください。

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\COMMON\Setup\1041\EULA.TXT
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\REDIST.TXT


配布手順については、VB6 付属または定期配布版の MSDN Library の以下の項を参照してください。
(Visual Studio Installer を使うときには、そちらのヘルプファイルも参照のこと)

[Visual Basic ドキュメント]
┗[Visual Basic の使用方法]
 ┗[プログラミング ガイド]
  ┗[Visual Basic を使ってできること]
   ┗[作成したアプリケーションの配布]★



> また、可能なら、何処から、入手したら宜しいのでしょうか?
正しくインストールしてあれば、既に開発環境の HDD 内にあるはずです。
インストーラを作成する際には、それらが配布パッケージ内に自動的に
読み込まれるようになっています。


なお、"Visual Studio Installer" を用いて配布する場合、Service Pack 対応の
マージモジュール(*.msm)は別提供となっています。Visual Studio Installer を
セットアップした後、下記の 4.7.6. に従い、適切なフォルダに配置してください。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/downloads/sp/VS6FIXES.aspx

Service Pack 6 対応のマージモジュールは、下記にあります。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=F9D19334-61EC-48CF-BB4E-3AEC65EDD50B&displaylang=ja

Visual Studio Installer 1.1 は、下記からダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=5FBBC453-CD04-4562-A66E-5C21436E6F56&displaylang=ja

さらに、下記のトピックも参考になるかと思います。
http://dobon.net/vb/installer/index.html