投稿者 開発者の雑感  (社会人) 投稿日時 2011/4/7 10:42:05
> VB.NETなどだったらどういうアプリケーションを作っているのかわかりますが、CやRubyなどで開発している方々はどういうアプリケーションを作っているのですか?

お客様が企業なのか一般消費者なのかによっても
使う言語や作るソフトウェアの内容は違ってくるでしょうね。
でも、それは目的や前提が大きく違うことにより変わってくることであって、
VB.NETならこんなアプリ、CやRubyならこんなアプリというふうな
単に使用する言語がどうだからという理由はあまり重要ではないですね。

このアプリの内容ならVB.NETでいいよね、という内容であっても、
VB.NETが動作しない環境なら使用できませんしね。

Cについては、例えば多くのコンシューマーゲームが使っていると思います。
NINTENDO64時代ですら、ROMに載せるためにコンパクトなバイナリが必要で、
C++を使いたいけどCを使っているという話を開発者から聞いたことがありますが、
DSならおそらく多くのゲームはC言語で書かれているでしょう。
(でも最近だとC+スクリプト言語LUAなんて組み合わせもあるのだろうか)

家電などの機器制御も多くはC言語で書かれていると思います。

電力の制御システムなどもC言語で書かれているところはありますね。
(全体のうちどの程度がそうかは知らないけれど、実際に一部実装したことがあるので)

とあるATMのメカ制御部はC/C++ですね。フロントエンドは
WebBrowserコントロール上で動作させるWebアプリになっていて、
VBScript+ActiveXで作ってました。
別のATMはすべてC言語で書かれているものもありますね。

Rubyは私は関わってませんが、まぁWebアプリの開発に使われています。
Rubyが流行りだす随分前に上記のATM(前者)ではインストールプログラムの
スクリプトとして部分的にRubyが使われていました。

逆に企業向けの業務システム(販売、物流、財務、生産などの管理)の場合では、
C言語の出番は少ないでしょう。レガシーなシステムならCOBOLやRPGで作られているものも多いですし、
最近のものならWebアプリとして開発する場合がほとんどなので、
大規模なシステムではJava、C#/VB.NETが多く、
中規模以下だとPHP、Perl、Rubyなどもあるでしょう。
どの開発の場合でもHTML/CSS、JavaScriptは必須ですね。

また、リッチクライアントも要求されるWebシステムだと上記の言語だけで完結せず、
Flash、JavaFX、Silverlight、Curlなどの言語環境と組み合わせての開発になることもありますね。

C/S型のシステムならVB/VB.NETというのはまだまだ多いでしょうね。