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ローカルヘルプの利用
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コメント本文
投稿者
m190
 (社会人)
投稿日時
2012/4/21 09:33:45
おはようございます。
何だかレポートの提出期限とっくに切れてた気がするので、もう既に赤点確実なのかもしれませんが、
何とか留年だけは免れたいと思い宿題を提出しに参りました。
まず最初に、
ご存知の方には分かりきったことなのかもしれませんが、自分自身が苦労した(勘違いの原因だった)
ものですから用語を整理致しました。(って言うか自分用のメモですが・・・)
>▼0)ことばの定義
マイクロソフトでは、VB 2010用のヘルプ関連の仕組みをまとめて
「ヘルプシステム」と呼んでいるようです。
VS 2010 SP1 を入れると、このヘルプシステムが 1.0→1.1にバージョンアップします。
ヘルプシステムを大きく2つに分けると、
ヘルプライブラリマネージャ( HelpLibManager.exe )と、
ヘルプライブラリエージェント( HelpLibAgent.exe )で構成され、
それぞれ以下のような役割分担となります。
マネージャの方は、
ヘルプコンテンツを管理する役割で、オンラインとローカルヘルプを切り替えたり、ローカルコンテンツの
保存場所を指定(初回起動時のみ)したり、インターネットからヘルプの更新をチェックしたりします。
エージェントの方は、
ユーザーの求めに応じて個々のヘルプトピックを指定のビューア(1.0の場合はブラウザ)に表示させる役割です。
エージェントが起動しているときにはタスクトレイにアイコンが表示されています。
ヘルプビューアと聞くと
ついついヘルプ専用ビューアをイメージしがちですが、ヘルプシステム1.0では
ブラウザがビューアなので、ブラウザを指す意味でビューアのことばが使われます。
これが 1.1になるとビューアは専用ビューアを意味することばとなります。
>▼1)ヘルプのショートカットを作る
#これはヘルプシステム1.0(ブラウザ版)でローカルヘルプを単独起動させる場合の話ですので、
不要な場合は読み飛ばしてください。
前回「ファイル名を指定して実行する」からヘルプを表示させることはできましたが、
この時のコマンドはファイル名を指定する形式ではなかったので、デスクトップ上に
ショートカットを作る方法が分かりませんでした。(前回の引数が分からないと言う話です)
そこで、ショートカットには他にもインターネットショートカットというのがありますので、
そちらを試してみることにしました。
(以下はXPでの手順です)
デスクトップ上で、右クリックメニューから新規作成→ショートカットを選び、
作成ウィザードの「項目の場所を入力して下さい」の欄に↓を入力しました。
ms-xhelp://?method=page&id=-1&product=VS&productVersion=100
「新規のインターネットショートカット」と言うアイコンが作成され、
ダブルクリックでヘルプが表示できるようになりました。
細かい話ですが、起動の順序としては、
アイコンのダブルクリック→エージェントが起動→エージェントがブラウザを呼び出し→ヘルプが表示される、
と言った流れのようです。なので、
ショートカットを作成する際には ms-xhelp:// の形式(←エージェント呼び出し用)を入力しましたが、
ブラウザに表示されてるヘルプトピックのアドレスは http:// の形式(←ブラウザ呼び出し用)となっています。
で、もう1つ細かい話で申し訳ないんですが
上記で作成したインターネットショートカットを確認しますと、確かに「ms-xhelp://」と入力したはずが
いつの間にか「ms-xhelp:///」と「/」が1つ多い形式に書き換えられております。
#ここで、うー納得いかない、とか言ってあれこれ調べ始めると、また時間がいくらあっても
足りなくなりますので、ここは何も見なかったことにして先に進めます
>▼2)お気に入りに登録されるアドレス
#これもブラウザ版ローカルヘルプを利用する場合のヘルプアドレスの話です
1)で作成したショートカットに記述されている ms-xhelp:/// 形式の文字列と、ブラウザの
アドレスバーに表示される http:// 形式の文字列とを見比べると「?」以降は同じであることに気づきます。
例)
ms-xhelp:///?method=page&id=-1&product=VS&productVersion=100
http://127.0.0.1:47873/help/9-9999/ms.help?method=page&id=-1&product=VS&productVersion=100
何が言いたいかというと、
ms-xhelp:// と http:// の違いは指定しているプロトコルの違いですが、そこから「?」の直前まで、
つまり「127.0.0.1:47873/help/9-9999/ms.help」の部分を、
ms-xhelp:// 形式でば「/」1つで表せるんじゃないかと。
要するにこれってニョロ(~:チルダ)を入力すればホームディレクトリを指定したことになる、
見たいな理屈なのかな?とかつらつら考えたんですが、本当かどうか分かりません。
#ここでまたあれこれ考えていると時間が足りなくなりますので、ここも目をつぶって先に進めます。
で、ここまで来れば、
ms-xhelp:/// 形式でお気に入りにのアドレスを書き換える様なプログラムを作成することで、
あの忌まわしい /9-9999/ 問題を回避できるんではなかろうか、マイビューア見たいのも作れるんジャマイカ、
などと思ったんですが、そんなことしてたら絶対に時間が足りなくなります(し、知識も足りません)ので、
何もなかったことにして話を先に進めました。
>▼3)VS 2010 SP1 をインストールする
結論から言うと、ブラウザ版より絶対に使いやすいです。専用ビューア版で、
ローカルヘルプでも正しく機能してくれるお気に入り、その他の機能が備わってます。
また、1)で作ったショートカットで起動させることもできます。
#前回のあれやこれ、今回の 1)とか 2)とか、これまでの苦労は一体なんだったんだろうか、
との結論に至りました。
>▼まとめ
VB 2010 をお使い(新規インストールした方)で、
とくにローカルヘルプを頻繁に利用されるような方には以下をオススメします。
1)VS 2010 SP1 を入れる(ヘルプシステム1.0→1.1にバージョンアップする)
2)ms-xhelp:/// 形式でデスクトップにショートカットを作る(ヘルプを単独起動したい場合)
#2008 以前をご使用だった場合には、VB 2010 を入れた後も引き続き、慣れ親しんだビューアを
使い続けることができるのかもしれませんので(←スミマセン私にはここら辺がチョッと分かりません)、
ヘルプシステムに不満を感じている方のみ、導入を検討するようにしてみて下さい。