投稿者 るきお  (社会人) 投稿日時 2013/2/15 13:12:38
業務用アプリケーションでは再利用できる共通機能として大きく次の2種類を想定します。
1.業務に特化したロジック
2.業務に特化していないロジック

■業務に特化したロジックは、たとえば在庫数の取得などです。在庫数は業務アプリケーションのいろいろなシーンで必要になってきますが、在庫数を取得するためには意外と複雑なロジックが必要になることが多いため、再利用できるメソッドとして共通化する候補です。
特徴は、違う業務や、同じ業務でも他の会社向けのアプリケーションの場合は再利用できないという点です。
在庫の例では在庫の管理方法が会社によって違うので再利用はできません。

在庫のほかにもいろいろありますが、業務知識が必要になるので割愛させてください。

■業務に特化しないロジックとは、文字列処理や入力のチェック、認証やセキュリティのための処理などがあります。
たとえば、ある文字列にアルファベットが含まれているかどうか、ログオンしたユーザーの名前は何か、HTMLに出力するためのサニタイジングなどが含まれます。
こういった処理は、システム開発の歴史の中で蓄積されていて、.NET Frameworkにもたくさん収録されています。
比較的自作しそうなものはログ出力、権限管理、文字列処理あたりでしょうか。
後は既にある機能を使いやすくするコンセプトで、UI系の操作を簡単にできる機能や、データベースへのアクセス機能、通信機能などがあると思います。

もうちょっとちゃんとリサーチするにはインターネットでフリーや市販のライブラリやフレームワークの説明を見てみると良いと思います。リファレンスが公開されているものも多いので参考になります。