投稿者 魔界の仮面弁士  (社会人) 投稿日時 2009/10/22 18:54:55
> それは、Vistaの入っているPCにXPを入れたいから、
> XPの入っているPCのハードディスク内のWindowsフォルダを探して、
> それをディスクに焼いて、
> さらにそれをVISTA機にコピーしようとしたわけです。

それらは OS の起動時に読み込まれるファイル群ですが、それ以外にも
マスターブートレコードなどといった、OS の起動そのものに関わる部分も
書き換えねばなりません。OS はアプリケーションと異なり、単純に
ファイルだけ用意すれば良いという物ではありません。

また、技術的にコピー可能であったとしても、別のハードウェアへの
インストールが、ライセンス契約上で禁止されている場合もあります。
メーカー製 PC などにプリインストールされた OS などがそうですね。


> フリーなのでバンバンコピーされても構わないのでしょうが、
コピーしても良いかどうかは、そのソフトの制作側が決める事ではありますが、
そもそも、無償で使っても良いという事と、コピー可能かどうかは別問題です。

たとえば、不具合のある古いバージョンが出回り続ける事を避けるために、
作者以外の人が、ソフトを二次配布する事が禁止されている場合もあります。
あるいは、友人間への無償配布のみが許可され、第三者への提供が
制限されている場合もあるでしょう。

ソフト付属のドキュメントや、配布サイトに記載の注意事項を参照してみてください。
もしも記載が無いようであれば、作者に問い合わせるべきかと。


> 仮にこれがシェアウエアや有償のソフトとなると、
それが OS であれアプリケーションであれ、そのソフトウェアが
有償であるかどうかと、コピーが禁止されているかどうかは別問題です。

たとえばα版のソフトウェアや、特定の不具合解消用の未公開パッチなどは、
それ自体は無償提供されている事も多いですが、だからといって、
不特定多数に配ってよいような代物ではありません。

逆に、ソフト本体は無償で自由にコピーして使って良いが、そのソフトを
本格的に使おうとすると、有償になってしまうというものもあります。
(ネットワークゲームの課金制度とか、試用期間付きのソフトウェアなど)


> ということは、何かしら、その防止プログラムが必要なわけで、
そういう仕組みになっている物も多数ありますが、その一方で、
ソフトウェア上には制限が設けられておらず、使用許諾の文書上でのみ
使用禁止がうたわれているだけというケースも少なくありません。

たとえば、“BASP21 Pro”という製品の場合、ライセンスを購入すれば、
「同一建物内での使用であれば無制限コピー可」という事になっています。
あるいは「フリーソフト作家と学生の場合は無償、企業利用では有償」という
オンラインソフトウェアも存在します。そのほか、アンケートの収集を目的に
「感想を送ってくれれば無料利用可能」といった利用形態を提示している物や、
そのほか「無償利用時には製品使用時に広告表示、有償なら広告表示無し」という
アドウェア的な物もありますね。


> 2回目以降、インストール・プログラムが起動しないようにするとか、
あるいは、特定のデバイスが接続されていないと利用できないアプリもあるかと。
(マウス添付のユーティリティや、USBメモリ付きのセキュリティソフトなど)

そのほか、初回起動時に作者のサイトが表示され、そこでライセンスキーを
受け取る仕組みになっているものもあります。
(インストール時にランダムなIDが生成され、それを作者に送ると、
 そのIDごとに異なる制限解除キーを作ってもらえるような仕組みとか)

よりアナログ的な方法としては、インストール時/アンインストール時に
電話やFAX連絡で、照合キー/解除キーの提示が必要な物も見たことがあります。